ペットを飼うのはまだ早い!~結婚しない選択はアリかナシか~

結婚しない選択肢が、にわかに浮上してきた今「ペットでも飼おうかな…?」と心が動いている人も多いのではないでしょうか。
でも、結婚しない選択をするのはちょっと待ってください。
これからも一人で生きていくのですか?
子供のことはもういいのですか?
本当に後悔しませんか?
今回は、結婚しない選択について、決断した後に悔いが残らないよう、じっくりと考えてみましょう。
今一度考えてみよう
結婚しないという選択肢は、今では当たり前に考えられます。
現在独り暮らしをしているのであれば、その延長線上にあるのでそう突飛な考えというわけではありませんよね。
しかし、本当に結婚しない方を選択していいのでしょうか?
もしも後で思い直したとしても、色々と手遅れになって取り返しがつかなくなることもあります。
結婚しない選択をする前に、後で後悔しないかをよく考えてみましょう。
出産のリミット
結婚しないという選択をして、後でやっぱり結婚しようと思った時に手遅れとなる点の一つとして、出産があります。
女性の妊娠・出産にはタイムリミットがあります。
女性は30歳を過ぎると徐々に卵子の劣化が進んでいき、一般的に35歳を区切りとして妊娠率が大幅に下がってしまいます。
卵子が劣化すると、たとえ妊娠した場合でも胎児の染色体異常のリスクが高くなります。
染色体異常の病気の代表的なものにダウン症がありますが、その確率は20歳で妊娠した場合は1667分の1であるのに対し、40歳で妊娠した場合は106分の1といわれています。
また、35歳以上での初産、40歳以上の第2子以降の出産は、WHOの規定で高齢出産とされています。
この区切りを超えると、出産時のリスクが高まることになります。
たとえ見た目が若くても、卵子の劣化に関しては止めることができません。
生物学的な問題なので、もし出産を希望するのであればなるべく35歳までに決断しましょう。
老後のこと
結婚しないという選択をする場合、自分が年老いた時のことを想定しているでしょうか?
結婚しない選択を取るということは、たいていの場合、年老いた時に世話をしてくれる子どもがいないということにもなります。
現代では介護などで子どもの世話にならないと考えている人も増えていますが、それでもこの先の人生は何があるかわかりません。
何かあった時、助けてくれるのが配偶者や子どもといった家族です。
また、現在の日本は少子化と高齢化という社会問題があります。
出生率が約1.5人程度となっているため、年々人口は減少する傾向にあります。
また、年金など若い世代にかかる負担も増えつつあります。
その中で結婚しないという選択をするのであれば、「高齢化と少子化の2つの社会問題に深く関わって生きる」ということになります。
少子化と高齢化がこのまま進んでいくと、年金の受給年齢が引き上げられる可能性や、医療費の負担増などの影響が出るかもしれません。
そうなった時、結婚していないということがその一助となったとみなされて白い目で見られる可能性や、自分が老後に苦労する可能性などがあるので、そういった点でも覚悟が必要です。
結婚しない選択は、悩んでいる原因が相手軸か自分軸かで答えが変わる
女性の人生は男性である程度決まってしまう、とはよく言われたものです。
事実、「結婚しない選択も視野に入れなければならない…」と、頭を抱えている原因のほとんどが、相手軸によるものだと思いませんか?
相手軸とは、相手が主体となって物事が進められることです。
例えば、彼氏が何年も結婚を切り出さない、内縁の妻でおきたがる、そもそも相手がいない…といったことです。
結婚しない選択を決めかねている悩みが相手軸による場合、相手がなんとかなれば、「本当は結婚したい」のです。
彼氏が結婚を切り出せば、正妻として迎え入れれば、出会いがあれば、結婚したいですよね。
反対に、自分軸とは、自分が主体となって物事が進められることです。
例えば、自分の店を出したい、世界中を旅してみたいなど、自分に働きかける問題…というよりは自分の夢の実現と言った方が良いでしょう。
自分軸の場合は、たとえ良いお相手がいたとしても結婚を躊躇してしまいます。
相手軸と自分軸では、結婚しない選択肢を取る意味合いが違うということです。
結婚しない選択肢を取る理由
結婚しないという選択肢を取るのには何か理由があるのでしょうか?
結婚というのは人生の一大事ですが、結婚しない選択の道を歩むのもやはり人生においては重要な決断です。
結婚しない選択は軽々に下すべきものではないと思いますが、果たしてそう決断するだけの理由はあるのでしょうか?
言い訳ですか?夢ですか?
結婚しない選択を取る理由といっても、一つだけとは限りません。
むしろいくつもの理由が積み重なって、結婚しない方を選択するのではないでしょうか。
しかし結婚しない選択を取る理由の中には、結婚できないことへの言い訳でしかないものもあります。
反対に自分がやりたいこと、夢としての理由もあります。
あなたが結婚しない選択を取る理由は、果たしてどちらでしょうか?
結婚しない選択を取る理由を自分に問いかけてみた時、それが言い訳に聞こえた場合は理由としてふさわしくないでしょう。
しかし、夢として聞こえた場合は、その理由を支持してもいいのではないでしょうか。
自分の心の中にある、結婚しない選択を取る理由は果たして言い訳なのか、それと夢なのか。
しっかりと判断してから話を進めていきましょう。
もしもただの言い訳でしかなかった場合、そんな理由は忘れて、結婚に対して前向きに考えたほうがいいでしょう。
言い訳というのは一時の感情に過ぎません。
一時の感情に従って、うっかり結婚しない選択をしてしまうと、後々後悔する可能性が高くなります。
それくらいなら早く前向きになった方がいいでしょう。
反対に、夢であればその考えは大切にした方がいいでしょう。
夢を諦める理由こそが言い訳です。
言い訳に従って夢を諦めてしまうと、やはり後悔することが増えてしまいかねません。
夢は夢として抱いておき、何かきちんとした理由があった時には夢を諦めるか、それとも持ち続けるかをよく考えて判断しましょう。
未婚は先立つものがあっての選択肢
未婚を貫くと決めた場合、必要となるものがあります。
それは先立つもの、十分なお金です。
結婚しないという選択肢は、先立つものがあって初めて選択肢に入れることができます。
もしも経済的に余裕がない状況であれば、余裕を持って生活できるように結婚する選択肢を選ぶべきでしょう。
未婚を貫くためにはなぜお金がかかるかというと、独りではできないことを業者などに頼む必要があるからです。
例えば、トイレが故障した時に結婚していれば、ご主人が直してくれるかも知れません。
しかし未婚の場合は、自分で直すことができなければ業者に依頼する必要があります。
また、ペットを飼っている時に3日ほど留守にするとします。
結婚していればご主人がその間ペットの世話をしてくれるでしょうが、独りなのでペットホテルなどに預けなくてはいけません。
他人に何かを頼む際には、毎回お金がかかります。
そのお金をきちんと用意できるようにしておく必要があるのです。
未婚のまま年をとった場合、最終的には施設に入ることになるかもしれません。
老人ホームは入所金と毎月の利用費、食費などがかかるので、その分も貯めておく必要があります。
独りの場合、共働きと違って収入を期待する相手は自分しかいません。
そんな時に怪我をして入院するかもしれません。
そうなるとその間は収入が途絶えてしまうかもしれないので、いざという時に備えてきちんと貯蓄をしていく必要があります。
結婚しないことを選択するのであれば、それなりの覚悟をしておきましょう。
迷っているなら婚活しよう
もしも結婚しようかしないかを悩んでいるのでしたら、とりあえず婚活をしてみましょう。
婚活をしているのは結婚したいと思っている人がほとんどです。
婚活に参加して、他の人が結婚に対してどのように考えているのかを聞いてみると、自分も結婚したくなるかもしれません。
婚活自体に興味がなくても、参加している人から話を聞くつもりで参加してみてはどうでしょう。
もしかしたら悩んでいることが必要なくなるかもしれません。
まとめ
今は結婚しないで一生独身でいるという選択肢は、それほど珍しいものではなくなっています。
しかし、本気でそう思っているのか、それとも婚活に疲れてそんな答えを出してしまったのかという点については、きちんと検討する必要があります。
結婚しない選択をするかしないかは個人の自由ですが、もしも結婚しない選択を取るのであれば生涯の計画もしっかりと立てておきましょう。
女性の結婚に関しては出産のタイムリミットなどもあり、後から思い直すのはなかなか難しいと思います。
後悔しないような選択をするようにしましょう。