あなたがなりたいのは専業主婦ではなくニートかも?婚活における勘違い

婚活をしている女性の中には「専業主婦になりたい」と強く思っている人もいるでしょう。
今回は、専業主婦希望という観点で、婚活している男女の考えの違いについてまとめてみました。
目次
「専業主婦希望」という婚活女性たち
男女共働きが増えている今の時代にありながら、婚活市場において、専業主婦を希望される女性は一定数存在しています。
専業主婦希望の婚活女性と、結婚後は仕事を辞めてほしいと考えている男性が出会えればカップル成立ですが、物事はそれほど上手くは運ばないのです。
理由としては、男性が女性に、あるいは、女性が男性に求めることに、“微妙な差”があるからだと考えられます
この、“微妙な差”の正体は何なのでしょうか?
「専業主婦のイメージ」に男女差があった!
専業主婦に対するイメージには男女に差があります。
家事をしながらを家を整える女性を、養う。
専業主婦は、役割分担。
この2つは似ているようで心構えが全く異なります。
この心構えの違いが、婚活で「専業主婦」という条件に限定して考えたときに、意見の不一致が起こる原因となります。
前者の場合は「特に仕事をせずに家にいる女性」の事を専業主婦と呼んでいます。
後者の場合は「専業主婦という名前の仕事」をしています。
“専業主婦と結婚したい”と考えている男性は、後者の「専業主婦と言う仕事をしてくれる女性」を求めています。
実録!専業主婦の1日
専業主婦を至極真面目にやろうとした場合「一日いっぱい時間をかけても終わるかどうか」というほどの、ハードスケジュールになります。
例えば、子どもがいる場合の主婦の一日はこのようになります。
【7:00】旦那起床。朝食の準備。弁当を作る。
【7:45】旦那の送り出し。
【8:00】子どもの起床。朝食。
【8:30】子どもの送り出し。
【9:00】食器の片づけ、洗濯。
【11:00】夕飯の食材の買い出し。
【12:00】昼食。
【13:00】掃除。
【14:30】子どものお迎え。
【15:00】子どもおやつ。
【16:00】子どもと遊びながら夕食づくり
【18:00】子ども夕食。
【19:00】旦那の帰宅。夕食の支度。
【19:30】子どもをお風呂にいれる。
【20:30】子どもを寝かしつける
【21:00】旦那と晩酌
【22:00】食器の片づけ、朝食の下ごしらえ
【23:00】就寝
まず、旦那が起きるよりも1時間以上前に起床して身支度、朝食の準備を始めます。
朝食の後片付け、ゴミ出しは、曜日によってごみの仕分けをします。
掃除も掃除機だけではなく、きちんとはたきがけや拭き掃除も求められるかもしれません。
自分のランチは、簡素なものになるかもしれませんね。
たまには、友人とランチに出かけたいですが、専業主婦には収入はありません。
そのため、ランチなどの贅沢をしようと思えばおこずかいは夫からもらわなければなりません。
家計を任されるのですから、家計簿もつけます。
家計的にも健康的にも、お惣菜や冷凍食品にはあまり頼れないかもしれませんね。
夕食の準備と並行して、お風呂を沸かしたり着替えを出したりと、夫が帰ってきたときに備えて準備をしておきます。
このように、専業主婦を真面目にやろうと思えばかなりのハードスケジュールになります。
これを24時間、365日こなすのです。
「専業主婦希望」は「ニート希望」なの?
専業主婦なんて気楽なものでしょう?と思っている人がいます。
しかし、その人が想像しているのは専業主婦ではなく、ニートなのです。
しっかりと仕事として考えている人は手を抜かないかもしれません。
しかし、専業主婦は気楽だと思っている人であれば、いくらでも手を抜いてしまいますし、単なるニートになっていくでしょう。
家事は、他に見ている人がいない仕事だからこそ、厳しく自分を律していかなければいけません。
こんなに過密スケジュールなら、休み時間や休日、有休があってお給料ももらえる仕事をしていた方がマシだという人も少なくありません。
専業主婦希望の女性が婚活でその座を獲得しても、真面目にやらなければいけないとなると仕事の方がマシだと感じた時「こんなはずではなかった」という、勘違いが生まれやすいのです。
「専業主婦」を条件に婚活する場合の注意点
専業主婦を希望する場合には、結婚相手を探す際に見極めなければならないことがたくさんあります。
ここでは、専業主婦になりたい・専業主婦と結婚したいと考える方のために、婚活での注意点をお伝えしておきましょう。
【注意点】ずっと働かないのか、いずれ働くのか
専業主婦として過ごす期間について、事前に確認することは大切です。
結婚後に、双方の勘違いが生まれる可能性があります。
例えば、婚活時、女性の方はずっと専業主婦でいられるという認識でいたのに、男性の方は、子供が小学生くらいになったら働きに出てほしと思っているかもしれません。
他にも、女性の方はいずれ働きに出るつもりでいるのに、男性はずっと専業主婦でいて欲しい、と考えている場合もあります。
果たして永久に専業主婦なのか、それともいずれ働きに出るのか。
専業主婦でいる期間によって、認識の不一致が生じることがあります。
結婚してからゆっくりと話し合おうと思っているかもしれませんが、もしも「専業主婦」に強いこだわりがあるのなら、婚活の時点でしっかりと確認しておきましょう。
また、婚活時の最初の話し合いではずっと専業主婦のつもりでいたのに、状況が変わって仕方なく働きに出ることもあるかもしれませんが、それは仕方がないことです。
しかし、婚活の際、じきに働く予定があるのであれば、あらかじめ認識を共にしておく方がトラブルや勘違いは少なくなります。
避けられるリスクはなるべく避けておきましょう。
【注意点】専業主婦を家政婦だと思っていないか
専業主婦と結婚したい男性に限定して婚活し、その条件で結婚できる男性が見つかったとしましょう。
しかし、結婚後に勘違いが発覚する場合があります。
それは、男性側が専業主婦というものを家政婦のように考えている場合です。
これは特に高収入の男性によくある落とし穴。
これまでも政婦を利用したことがある、高収入の男性には要注意です。
専業主婦を家政婦と混同している場合、「家事を全うしてもらえば文句はない」と言う男性が多いです。
彼らは、「自由にさせてやってるじゃないか」という横柄な態度になりやすい傾向があります。
あなたが、夫のやることに文句を言っても聞いてもらえません。
一見すると亭主関白のようにも思えますが、夫の方に家庭をもっているという意識がないところが大きな問題です。
【注意点】専業主婦は姑との関係に悩みやすい?
専業主婦といっても、義理の両親と同居または敷地内別居するのが条件の場合があります。
いわゆる“嫁を家に迎い入れるタイプ”の家柄です。
場合によっては「天国な家の中」が「地獄な檻の中」に変貌してしまうこともあるでしょう。
旦那が義理の両親の言いなりだったり、妻であるあなたのフォローをしなかったりと不甲斐ない場合、夢にまで見た「働かなくてもいい」という条件が、「働いてもいいから離婚したい」という条件に早変わりする可能性があります。
専業主婦を希望される婚活女性の勘違いは、考えうる最悪の状況を招いてしまうことがあるのです。
婚活は、セレブやニートを基準に考えてしまうと、ほぼ、勘違いに終わるといっても過言ではありません。
働かないことによって何を失うのか、相手のメリットは何か、常に考えましょう。
「専業主婦と結婚したい男性」の選び方
「専業主婦」を条件に女性が婚活する場合、相手選びがとても重要です。
どのような基準で、結婚相手を選んだらいいのでしょうか?
収入だけで判断をしない
まず、収入ばかりを注視しすぎないようにしましょう。
収入の高い婚活男性は、「高収入であれば、いくらでも女性が寄ってくる」「自分は、女性を選ぶ立場だ」と勘違いしている場合が多く見られます。
また、専業主婦を求めて婚活をする女性の方も「私ほどのいい女は、高収入の男性でなければ釣り合いが取れない」と勘違いしていることがあります。
婚活の場で生じる勘違いの多くは、男女ともにお金の力に頼りすぎていることが原因なのかもしれません。
「微妙な差」をあいまいにしない
勘違いのもとである「微妙な差」の正体となるのは、お互いが想像している将来像の差です。
婚活において勘違いが発生する場合、2人が想像している未来は、似て非なるものになってしまっているのです。
全く違うわけではなく、似ているというところが注意点です。
「だいたい一致しているから、まあいいか。」
と思っていても、結婚後に大きな軋轢を生じてしまうキッカケになってしまう可能性があります。
はじめの差異は小さなものであっても、放っておくとトラブルにもつながりかねません。
お互いが思う将来像については、細かく話をして確認し、異なる部分についてはきちんと話し合っておくといいでしょう。
フィーリングを大切にする
「条件」ばかりで男性を探すのではなく「フィーリング」が合う男性を探すようにしましょう。
フィーリングが合う男性が相手であれば、希望する結婚生活も一致することが多いのです。
また、フィーリングが合う男性であれば、相手が希望する条件を受け入れやすいことが多いはずです。
そのため、結婚に求める条件だけで判断するのではなく、まずはフィーリングが合う男性を探してみましょう。
「専業主婦」は、願えばかなう!
専業主婦と婚活にまつわる、様々な勘違いを確認できたでしょうか。
婚活の条件における「専業主婦」は、たしかに勘違いの起こりやすい条件のひとつです。
婚活を始めるタイミングで、あなたがどうなりたいのかをしっかり見つめ直しましょう。
理想の結婚を叶えるためには、まずはしっかりと自分を知ることです。