成婚率ってどのくらい?結婚相談所によって異なる成婚率の真実

近年結婚相談所の利用を検討する人は多くなっています。
ただ結婚相談所をいざ見てみると、成婚の定義や成婚率を見ているとちょっとよくわからないという方も多いようです。
そこで今回は結婚相談所の成婚率とは何なのか、どういった方法で算出されているのかを紹介します。
まずは、成婚率の定義をしっかり理解するところから始めましょう。
成婚率ってどういうこと!?
各社ごとに異なる成婚率ですが、その前にそもそも結婚相談所でよく聞く成婚とはなんのことを表しているのでしょうか?
2人で役所に結婚届を提出して初めて成婚だと思ってしまいがちですが、実は結婚相談所の成婚の定義は違います。
成婚とは、お互いが結婚の意思を固めてプロポーズに合意をすることを言います。
つまり、書類を提出していないので、成婚後に破談になるということもあるかもしれないので注意が必要です。
次に成婚率とはどういうことを表しているのでしょうか?
成婚率とは結婚相談所を利用して成婚した人の割合のことを言うようです。
経済産業省のデータによると、男の成婚率は8.4%、女性の成婚率は10.1%ということがわかりました。
「10人に1人って少なくない?」と思った方も多いのではないでしょうか?
結婚相談所に行くと成婚率数十パーセントという数字はよく見かけますよね。
実はその違いが生まれるのは、結婚相談所によって成婚率の算出方法が異なるからなのです。
*基本的な算出方法「成婚者数」÷「会員数」
成婚率の算出方法とは
ここまでは、成婚率とはどういうことなのか説明してきました。
では、成婚率の算出方法はどんな方法があるのでしょうか?
ここでは、成婚率の算出方法を紹介します。
よく使われる成婚率の算出方法は主に3つあります。
■成婚率の算出方法:「成婚退会者数」÷「総会員数」
例えば、成婚退会者数が100人、総会員数が1000人だった場合、
成婚率は1%という計算になります。
■成婚率の算出方法:「成婚退会者数」÷「算出期間中の総登録人数」
例えば、成婚退会者数が100人、総会員数が500人だった場合、
成婚率は20%という計算になります。
■成婚率の算出方法:「成婚退会者数」÷「総退会者数」
例えば、成婚退会者数が100人、総会員数が200人だった場合、
成婚率は50%という計算になります。
それぞれ母数が違ってくるので、当然成婚率にも影響が出てきます。
分母の数は「総退会者数<算出期間中の総登録人数<総会員数」となるはずなので、当然分母の数が大きい方が成婚率は下がって見えます。
各企業によって算出方法が異なってくるので、その点は注意してみる必要があるでしょう。
また、成婚率に影響を与えることはそれだけではありません。
結婚相談所の入会条件も考慮する必要があります。
例えば、入会条件を「30歳‐35歳で年収1000万以上の男性」や「20代・30代の若い女性」としている結婚相談所の成婚率はどうなるでしょうか?
入会条件が優しい結婚相談所と比べて成婚率は上がるはずです。
成婚率を見るときは、数字だけにとらわれずその数字がどんな結婚相談所がどういった方法で算出しているのか見極めることが大切です。
結婚相談所ごとに成婚率を比較してみよう
ここまでは、成婚率の算出方法を説明してきました。
では、結婚相談所ごとの成婚率はどうなっているのでしょうか?
ここでは、結婚相談所ごとの成婚率を紹介します。
まずは、大手で信頼ある2つの結婚相談所の成婚率から見ていきましょう。
■IBJメンバーズの成婚率:55.4%
■パートナーエージェントの成婚率:28.6%
一見するとIBJメンバーズの方が成婚率が高いように見えますが、成婚率の算出方法見てみましょう。
■IBJメンバーズの成婚率の算出方法:「成婚退会者数÷全退会者数」
■パートナーエージェント成婚率の算出方法:「過去1年間の成婚退会者数÷在籍会員数」
パートナーエージェントは母数が在籍会員数なのに対し、IBJメンバーズの母数が全退会者数になっているので、IBJメンバーの成婚率には在籍者数は考慮されていません。
パートナーエージェントの方が成婚率が低いのにも納得がいきますよね。
結婚相談所によって成婚率の算出方法は異なるので、すべてを一律に比較することは難しいですが、こういった違いが出てくるということを理解する必要があるでしょう。
成婚率の算出方法の違いをしっかり理解しよう
いかがだったでしょうか?
成婚率とはどんなことなのかわかりましたでしょうか?
成婚率には、いろいろな算出方法があるので、それらを一律に考えることは難しいことです。
しかし、それらの違いをしっかり理解した上で結婚相談所を選んでいきましょう。
そうしすれば、より正確に結婚相談所を比較することが出来ます。