玉の輿の光と影~医者と結婚したい人が知っておくべきこと~

婚活を始めるにあたって、よく「医者と結婚したいです」という人に出会います。
そのような人は、医者と結婚すれば収入が安定するから、という至極単純な理由だけで、希望しているような気がします。
もちろんお金はあるに越したことはありません。
ですが、それだけの理由で医者と結婚することを夢見ていると、もし医者と結婚出来たとしても、幸せになれるかわかりませんよ。
今回は、医者と結婚を夢見る前に、知っておいてもらいたいことをお話ししたいと思います。
医者と結婚するとどうなる?
あなたが知っている医者とは、どんな人ですか?
患者として行った病院で出会う以外に、医者と接したことはありますか?
まずは医者にどんな人が多く、どんな生活を送っているかお話したいと思います。
医者にはどんなタイプの人が多いか
医者と接していてよく出会うタイプは、とても真面目な人です。
難しい勉強をクリアして医者になり、さらに日々新しい治療法を勉強する勤勉な人です。
もちろん恋愛に対しても真面目で、誠実な面を持っています。
そんな医者だからこそ、プライドの高い人も多いように思います。
誇りを持っているのは大変いいことですが、人の意見を聞かない頑固さを持っている場合もあります。
ちなみにこういう男性の医者と結婚すると、亭主関白になることはほぼ間違いありません。
それから、「医者だからもてる」と自覚している人もいます。
恐らく医学部に通っている学生の頃から、将来は医者というだけで尊敬され、もてはやされてきたはずです。
そういう人は自分の価値をよくわかっていますし、寄ってくる人が医者と結婚したいと思っていることも、わかっているでしょう。
ですから、医者という肩書きがなくても、自分と結婚したいと思ってくれるかを重視する場合があります。
特に、自ら医者だとアピールしてくる人には、気をつけてください。
そして意外にも、コミュニケーションが苦手な人もよく見かけます。
決まった会話や医療に関しての話はいくらでも出来ますが、他愛のない話になると、急に無口になってしまいます。
医療という限られた世界で生きているため、一般的な常識を持ち合わせていない人もいます。
忙しさのあまり家と病院以外に立ち寄る暇もなく、自然と視界も狭くなってしまうのです。
多くの医者が、ちょっと変わっていると思われるのは、このためかもしれません。
余談ですが、私の知人には、敬語や尊敬語が使えない医者がいます。
年配の人にも友だちのように話しています。
こういう医者と結婚したら苦労するだろうなと、見ていていつも思います。
医者の日常生活
多くの医者が大変忙しい毎日を送っています。
生死に関わる仕事をしていれば、日々張り詰めた状況で、心身ともに疲労しています。
その上、職業柄、健康管理には人一倍気を遣わなくてはいけないのですが、忙し過ぎておろそかになりがちです。
夜中に呼び出されることもある不規則な生活で、恋人や家族といても関係なく病院に向かわなければなりません。
さらには、やれ学会だ、勉強会だと出張も少なくはありません。
そして当直もあります。
医者と結婚しても、相手が家にいる時間は少ないかもしれません。
そして、収入は安定しているけれど、開業するためにほとんど貯金していたり、開業の際の借金返済にあてていたりすることもあります。
そうなると高収入であっても、自由に使えるお金は少なくなるでしょう。
医者と結婚したからといって、セレブになれるわけではないのです。
ここで質問させてください。
医者と結婚した後の生活が、少しは想像出来ましたか?
医者と結婚したいあなたには、それなりの覚悟がありますか?
医者と結婚出来る人は?
あなたの周りに医者はいますか?
医者と結婚した知人はいますか?
厚生労働省の調査によると、2014年の医者の数は約31万人となっています。
そのうち男性が、約24.7万人、女性が約6.3万人です。
もちろんこの数には、すでに結婚している人が多数含まれますから、独身となると半数以下と思っていいでしょう。
日本の人口は約1億2709万人ですから、医者と結婚出来る可能性どころか、友だちになる可能性もいかに低いか、お分かりいただけ
ると思います。
どこで出会う?
それなら、医者と結婚した人は、どこで出会っているのでしょうか?
ただでさえ忙しい医者ですから、出会いの場はあまり多くありません。
ですから、一番多いのは職場ではないでしょうか。
実際、同僚の医者や看護師との結婚はよく聞く話です。
同じ医療関係で働く人であれば話も合いますし、仕事のことまで理解してもらえるので、結婚相手として最適です。
わざわざ探しに行かなくても、身近で出会ってしまうわけです。
また、それなりの家柄であったりすると、親の知人とお見合い結婚も多いでしょう。
代々医者の家系であれば、子孫にも医者になることを望みます。
であれば、やはり結婚相手にもそれなりの家柄や知性を求めるのは当然だからです。
とてもわかりやすい例があります。
医者の家系に生まれたお嬢さんが、自分は医者にならなかったけど、結婚相手は医者でした。
また、その妹さんは医者になり、同僚の医者と結婚していました。
似た者夫婦というわけではないかもしれませんが、やはりそういう繋がりというものがあるのだと思います。
医者限定の婚活パーティー
では、医療関係者でない限り、医者と結婚できる可能性は限りなく低いのでしょうか。
いいえ!
医療関係者でも、それなりの家柄でもないけれど医者と結婚したいというあなたも、安心してください。
世の中には、「医者限定の婚活パーティー」というものがあります。
結婚相談所に登録すれば、数少ない医者を探してもくれます。
結婚相手に同業者を望まない人もいて、そういう人たちは出会いを求めて婚活サイトを利用しています。
ただ、競争率が高いのは否めません。
結婚を考えた時に、安定した収入や、「医者」というステータスに魅力を感じるのは、ある意味当たり前だからです。
医者と結婚したいのは、あなただけではないのです。
どんな人が好まれるか
決して競争率の低くない戦いであっても医者と結婚したいと思うなら、あとは本人の努力次第です。
今から看護師の資格を取得出来るならそれもいいかもしれませんが、看護師になったとしても医者と結婚出来る保証はありません。
それなら、医者の好むタイプを知って、そこに近づく努力をお勧めします。
知的な人
医者が結婚相手として望むのは、やはり知的な人でしょう。
知性のある自分と対等に会話が出来る相手であり、自分の苦労をわかってくれる相手でなければなりません。
子どもも医者にするために、小さな頃から塾へ通ったり、お受験の準備をしたりと、母親にもその負担はかかってきます。
穏やかな人や気配りの出来る人
それから、穏やかな人も好まれます。
忙しい自分を癒してくれて、不平不満を言わない人が家にいてくれることを望みます。
仕事が忙しくて家族の相手が出来なくても、黙って笑顔で迎えてくれれば、それが一番です。
様々なつき合いもあり、気配りの出来る人もいいと思います。
特に、代々開業医の医者と結婚となると、昔からのしきたりや固定観念にとらわれているケースは大変多いものです。
父母を始め、親戚一同とうまくやってくれる人でなければ、結婚は認められないかもしれません。
そういう意味では、我慢強い人や細かいことを気にしない人も、医者と結婚するのに向いているでしょう。
家庭的な人
最後は、家庭的な人です。
子どものことも考えて、料理上手で家事をそつなくこなす人は高ポイントです。
自分が仕事で家を空けることが多くても、しっかり家を守ってくれる、そんな人が理想です。
その上、若くて容姿端麗な人であれば言うことはありません。
そんな人はいない?
いえいえ、そんなことはありません。
恵まれて生まれ育った人もいれば、医者と結婚するために努力に努力を重ねてそこまでたどり着いた人もいるのです。
医者と結婚するということは、かなりハードルが高いと、お分かりいただけたでしょうか?
まとめ
縁があって医者と結婚出来れば、経済的な安定は望めるかもしれません。
それでもその分、覚悟すべきことがたくさんあるのも事実です。
そして医者と結婚するまでにも、たくさんの努力が必要です。
医者と結婚することがあなたの幸せであるのなら、その努力を惜しまず、頑張ってください。