婚活市場で男が余ってるってホント?男余りの現状について解説します

みなさん、「男余り」という言葉をきいたことがありますか?
「男余り」とは、未婚の男性が未婚の女性より多い、つまり結婚したくてもできない男性が余っている現象のことをいいます。
実際は、どんな男余りの現象があるのでしょうか?
まずはそこからご紹介します。
婚活市場での男余り
日本の未婚率
平成27年国勢調査によると、15歳以上の男性の未婚率は31・6%で、女性の未婚率は22.9%。
男性の未婚率は、女性の未婚率よりも有意に高くなっていて、男余りの傾向が顕著に表れています。
婚活パーティーでの男女比
婚活パーティーでは、女性の参加者より、男性の参加者の方が多いのがほとんどです。
男性の方が、女性よりも参加費が高いにもかかわらず・・・
主催者側も、多くの女性に参加してもらうために、知恵をしぼっていますが・・・
男性はライバルが多いため、女性にふりむいてもらうことが大変です。
地方自治体主催のパーティーでは、さらに男性の参加者の割合が高く、結婚したい男性にとっては非常に厳しい状況になります。
婚活サイトの男女比
一般的には、男性の登録者の方が女性の登録者より多いようです。
しかし、婚活サイトにもいろいろあります。
男性会員をハイスペック男子に限定しているサイトでは、女性会員の方が多い傾向です。
男余りは場合による
このように見てくると、普通の男性が集まる婚活市場では、男性が余っていることがわかります。
しかし、一部のハイスペック男子には女性が群がっており、男女の需要と供給の関係が逆転!
依然として男余りの現状があり、一般男性にとって婚活は厳しいものになっています。
婚活市場における男余りについてみてきましたが、次は男余りに地域性があるのかどうかみていきましょう。
男余り県はどこだ?
男余りの地域性
統計を細かくみていくと、全都道府県で男余りであることがうきぼりになります。
さらに、西日本よりも東日本のほうがその傾向は顕著です。
また、北海道や九州は、それほど男余りではないのですが、逆に男余りが深刻なのは北関東です。
男余りには、人口の多い少ないは関係ないようですね。
男余りで有名なのは・・・茨城!栃木!福島!群馬!
男余りが進んでいる地域は北関東であるとのことですが、具体的には茨城、栃木、福島(北関東ではありませんが・・・)、群馬のエリアです。
逆に、九州のほとんどの県は、男余りが進んでいません。
北関東の男性に残された道
なぜ北関東では男が余っているのか、明確な理由は分かりませんが、北関東の男性は心して婚活に取り組む必要があるようです。
逆に婚活中の女性からすれば、北関東の男性は狙い目かも!?
次に、なぜ男が余るのか?
その現象の謎に迫っていきましょう。
男余りの背景
人口にみる男女比率から考える
実は、男子の出生率は女性の出生率より高いことが分かっています。
その差は1%程度。
1%というと少なく感じるかもしれませんが、厚生労働省の調査によると、平成28年に生まれた男子は、501,880人、女子は475,098人で、その差は約3万人です。
それでも女性は長生きですから、日本の全人口でみると、女性は男性より多くなっています。
しかし、婚活中の男女の年代を考えると、やはり男性の方が圧倒的に女性より多いのです。
「再婚」から考える
3組に1組の夫婦が離婚している現代。
婚活中の男女の中には、離婚経験者も多くいます。
離婚経験者が再婚を考えるとき、離婚経験のある男性は離婚経験のある女性以上に、相手に初婚を求めがちです。
つまり一度も結婚したことがない男性が増える裏では、初婚の女性と何度も結婚する男性がいるのです。
年上夫年下妻の構造から考える
芸能人の姉さん女房が注目されるのは、まだまだ姉さん女房が少ないからです。
依然として、年上夫×年下妻夫婦が多いのが現状。
男性は、結婚相手として同年代か年下の女性を考えるのに対して、女性は同年代か年上の男性を望みます。
少子化の影響もあり、年下の女性は減っていますが、その少ない女性をめぐって、男性は同年代や先輩男性といった多くのライバルたちと争う形になります。
その結果、男余りが生じるのです。
男性の意識から考える
国立社会保障・人口問題研究所の2015年出生動向基本調査によると、一生結婚するつもりがない未婚者が、男性12.0%、女性8.0%という結果になっています。
結婚できないから結婚したくないのか、もともと結婚したくないのかはわかりません。
しかし男余りの中には、余りたくて(余らざるをえなくて)余っている男性がいることも見逃せません。
男が余っている状況をみてきましたが、その男余りの中、男性が結婚するためにはどうすればよいのでしょうか?
男余りをのりきるには
結婚できない男のタイプに学ぶ
まず、結婚できない男とはどんなタイプでしょうか?
・ハードワークに流される
仕事が忙しいことにかまけて、婚活のスタートが遅くなったり、付き合っている人がいたのにダメになったり・・・
ということをしていると、婚期を逃してしまいます。
本気で結婚したいなら、ワークバランスを考えた方がよいでしょう。
男は仕事、女は家事という考え方はもう古いですね。
仕事を理由にデートをすっぽかすような男性に対し、女性は「この人と結婚して一緒に家庭をもっても大丈夫かしら?」と不安に感じます。
実際、結婚してからもハードワークですれ違いが多いと、離婚の危機に!
婚活のためにも、幸せな結婚生活ためにも、働きすぎの男性のみなさんは、仕事との関わり方を見直した方がよいですね。
・子どもがほしい
子どもがほしい男性は、30代もしくはさらに若い女性を結婚相手の条件にしがちです。
しかし、若い女性は競争率が高く、特に40代以上の男性にとっては現実的に厳しい婚活となります。
自分は年齢以上に若いと思っていても、実年齢が若い同性に若さで勝負してもかなわないのです。
ただ漠然と、子どもがほしいから子どもを産みやすい年代の女性を希望する、という考え方は現実的とはいえません。
婚活の競争社会で勝ち残るためには、希望をかなえるだけの、年齢に応じた魅力を武器に、もしくは魅力を作って勝負していく必要があるのです。
結婚相談所を利用する
全体的にみれば、男余りの状況は変わらないのですが、結婚相談所によっては、会員の男女比が同じぐらい、もしくは女性会員の方が多いところもあります。
世の中は男余りですが、結婚したい女性がたくさんいて、競争率がそれほど高くないところ・・・ということで、結婚相談所を頼ってみるのも一つの手ですね。
北関東の男性はどうすればよいか?
男余りが顕著な地域、北関東の男性は、東京まで足を伸ばして婚活をした方がよいかもしれません。
東京なら、婚活女性の絶対数が多いので、出会いのチャンスは多くなります。
婚活激戦区の男性のみなさんは、対象エリアを広げて積極的に婚活していきましょう!
まとめ
男余りの傾向と対策をみてきましたが、いかがでしたでしょうか?
男余りの現象が、今すぐ解消されるという見通しはありません。
むしろ、今後ますます男性が余ってくるかもしれません。
男余りの対策を立てるなら・・・今です!