お金と愛と時間はトリレンマ。婚活相手の条件にまつわる取捨選択と落とし穴

婚活相手に「お金」と「愛」と「時間」、3つすべての条件がそろっていたらどんなに幸せなことでしょうか。
しかしながら、婚活相手に、この3つの条件を求めることは、非常に難しいことですね。
3つどころか、1つも持たない人だってたくさんいるでしょう。
厳しい現状の中、自分に足りないものを求め、今日も婚活の場はひしめき合っています。
今回は、お金と愛と時間をテーマに、婚活相手を探す上で、どのように条件を取捨選択をすれば良いのか、また、陥りやすい落とし穴について考えていきましょう。
婚活相手に望む条件はトリレンマなんです
トリレンマとは、簡単に言うと「3つのことを同時に実現することができない」ということです。
関連用語に「ジレンマ」がありますね。
トリレンマが3つなのに対し、ジレンマは2つの選択肢において使われる言葉です。
トリレンマはもともと国際金融政策において使われる言葉で、カナダの経済学者、ロバート・アレクサンダー・マンデルによって提示されました。
別名、不可能の三角形とも言われるトリレンマに、私たちはどのように向き合っていけば良いのでしょうか。
なぜ婚活相手に望む、「お金」と「愛」と「時間」の3条件を同時に実現させることが難しいのか、知っているのと知らないのでは婚活の向かい方も違ってきます。
ではまず、お金と愛と時間の必要性について考察を落としていきたいと思います。
お金ってなんだろう
お給料はよく、自分の不満料であると解釈されています。
自分と合わない価値観が繁茂している組織の中で、気持ちに折り合いをつけながら日々の仕事をこなしている人も多いのではないでしょうか。
いずれにせよ、男女共に、自らの頑張った証としてお金という対価を手にします。
ここまでは一般論ですが、実は、お金というものは性差による認識の違いが存在していることにお気づきでしょうか?
日常生活の中で、男性と女性では、お金に対する考え方が少し違うように感じます。
例えば、女性の場合、対価は貯蓄に回す人が多いです。
もちろん、幾ばくかの予算があれば、時として自分へのご褒美に変わることもあるでしょうが、将来を見据え、できるだけ蓄えておこうとします。
一方、男性の場合、対価は投資に回す人が多いです。さらに、女性とは違って、対価がそのままアイデンティティーにつながる可能性もあります。
このように、範囲内で何とかしようという女性の心理と、もっと増やす可能性を模索してみようという男性の心理との間に差があるので、お金に関する定義付けは難しいといえます。
ただ、一つだけ共通している点を挙げるとすれば、個々によって用途が違っていても、高揚につながっているというところです。
分かりやすく述べると、お金を稼ぐということは「自分の可能性を広げること」につながるため、非常に重要なのです。
ゆえに、お金は汎用性の高いものであるといえるでしょう。
これを婚活相手に望む条件として譲れないのは、無理もありません。
愛ってなんだろう
もうだめ、もう無理、もう限界…という局面を、誰しも迎えたことがあると思います。
「大丈夫」って言って欲しい、支えて欲しい、そう願わずにはいられない時があるでしょう。
話を聞いてもらったところで、今抱えている問題はちっとも解決しないのかもしれません。
でも、不思議と心を休めることができます。
そして、明日になれば、なんとか再び立ち上がって挑戦する自分がいます。
世の中には色々な愛の形がありますが、中でも「一緒に語り合える人の存在」が、人生において大切になります。
「あなた」がいなければ、誰が「私」を見るのでしょう?
私は個人的に、愛とは「あなた」と「私」が、広い意味で語らうことだと思っています。
人は長年の孤独に耐えられるほど、強くできてはいないのですから。
従って、これも自動的に婚活相手に望む条件となっていきます。
時間ってなんだろう
お金や愛には確かに個人差が存在しています。
お金や愛はひとり一人に平等だとは思いません。(平等である必要もありませんが。)
しかしながら、時間という概念はすべての人にとって平等です。
みんな1日が24時間ですよね。
私は、時間は「自分で主導権を握ること」が大切だと思っています。
私たちは、時間に救われることも殺されることもありますし、時間が解決してくれることもあれば時間によって蝕まれることもあるからです。
唯一、私たちに平等に与えられた時間というものは、生かすも殺すも自分次第と言えるでしょう。
優先順位をつけよう
この様に、お金と愛と時間は、私たちが生きる上でどれも必要不可欠ですよね。
だから、婚活相手に望む条件としてこの3つが出てきてしまうのです。
ただ、現実的にお金と愛と時間の3つすべてを手に入れるのはなかなか難しいでしょう。なので、今自分の置かれている状況を考えた上で、優先順位をつけることをお勧めします。
女性の落とし穴…「夢は旦那様の扶養に入ることです」
結婚後、専業主婦を希望される女性が最近、増えてきました。
子育てが一段落した後もアルバイトやパート勤務などをするつもりはないという方は、お金と愛と時間のトリレンマの内、お金に特化した婚活相手を条件として探す必要があります。
ここで注意していただきたいのが、時間です。
人並み外れて稼ぐ男性というのは、職種にもよるでしょうが、常に時間に追われています。
よく、お金持ちは浮気をすると言われていますが、そういう方は、たとえ貧乏になっても浮気をするでしょう。
経済的に余裕のある人は、仕事に精を出している時間が一般的なサラリーマンよりも多いものです。
足りない時間を生きているため、結婚後、あなたは少し寂しい思いをするかもしれません。
先ほど、愛とは語らうことであるとお話しましたが、それが時間の都合で難しくなります。
そして、お金は可能性であるということから、結婚後も妻として発展性のある存在であり続けなければなりません。
ゆえに、お金持ちをパートナーに考えている理由が、単に「自分が楽をしたいから」ということであれば、継続していくことが難しいため、おすすめできません。
男性の落とし穴…「同世代より、20代の若い妻の方が良い」
いまや20代から婚活を始める人も増えてきました。
そして男性は、かわいらしさから愛情が芽生えやすい若い女性を好む傾向にあります。
こういった場合、お金と愛と時間のトリレンマの内、愛情に特化した婚活相手を条件として探すと良いでしょう。
ここで注意していただきたいのが、お金です。
特に20代の若い女性というのは、お金がかかると思ってください。
さらに、たとえ男女共働きが普通の世の中になってきているとしても、奥さんが結婚後も引き続き仕事をすることに期待してはいけません。
20代の女性は若さゆえに、仕事と家庭と子育ての両立ができるほど器用ではないからです。
結婚後、しばらくは家庭を守り、子育てを頑張ることに集中させてあげられることが望ましいでしょう。
ゆえに、結婚後も働いてくれることを当たり前のように想定しているのであれば、出会いがあってもお付き合いが継続せず、結婚まで至らない可能性があります。
お金と愛と時間の3つすべてを手に入れたいなら
お金と愛と時間、3つあるうちの2つまで手に入れることができれば、結果オーライとしましょう。
仮に3つ手に入れたいと思うなら、一つ一つの基準を落とす、という方法があります。
お金と愛と時間の3つ網羅している分かりやすい例が、実は、ごくありふれた一般家庭の中に存在します。
「結婚後、子供を出産し、旦那さんは会社員で奥さんがパート勤務になる」…というご家庭です。
実のところ、これが3つ手に入れる一番合理的なフォーマットなのです。
確かに一つ一つの基準は下がり、突出した要素を持ちませんが、すべてが平坦になる代わりに、すべてを少しずつ網羅しています。
お金まあまあ、自由に使える愛もまあまあ、プライベートな時間もまあまあ…そういう幸せのカタチが一般的なのかもしれません。
まとめ
お金と愛と時間はトリレンマです。
自分の中の優先順位を見つけ、ある程度取捨選択していきましょう。
婚活相手に望む条件が2つのまでクリアーしていれば十分、と思って下さい。
仮にすべてを網羅したいのであれば、基準を下げましょう。
みなさんの婚活がうまくいくことを願っています。