婚活しているあなたを結婚へ導くメディア Malead(マリード)
Menu
2018年04月17日 更新

花嫁修業は何のため?「料理上手」なのに結婚できない?

一般的に料理上手といえば、結婚するにあたって有利な条件と言えますよね。

いわゆる「花嫁修業」と呼ばれるしきたりが、今より広く浸透していた時代、「男性は台所に立つものではない」とされていました。

今回は、結婚と料理上手についての関係を、考えてみます。

そもそも、花嫁修業とは?

みなさんは、花嫁修業は何のために行うものだと思っていますか?
「家事全般、特に料理上手になってから結婚しないと恥ずかしいし、困るから」
大抵の方は、このような認識でいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、昔の花嫁修業と今の花嫁修業には、少々認識の違いがあるのです。
今の花嫁修業は、どちらかというと習い事の一環に近い印象ですが、古来よりある花嫁修業は、印象ががらりと変わります。
というのも、昔の花嫁修業は、単に性別役割分業における分担作業ではなく、一つの伝統文化の継承として、脈々と受け継がれるものだったのです。

今は、「これくらいはできないとまずいよね」という認識で、花嫁修業を、婚活の武器として気軽に始められる方も多いでしょう。
しかしながら、「料理上手になったのに結婚できない」という声が多く聞こえてきます。
「料理上手かどうかは結婚に関係ない‼」と、皆口をそろえて言うではありませんか。

関係なくは、ないのです。
料理上手が結婚に有利なのは間違いありません。
ただし、認識を誤っていると、せっかく料理上手になっても結婚に生かしきれないという落とし穴があるのです。

今回は、料理上手を一つの武器として、結婚の優位性を高めるにはどのようにすればよいのか、お話ししていきたいと思います。

料理上手が結婚の邪魔をする?

料理上手なのになぜか結婚できないのには、きちんとした理由があります。
順を追って説明していくために、まずは、古来より続く花嫁修業とはどのようなものなのか、お話ししましょう。

本来の花嫁修業が持つ意味

冒頭でもお話ししたように、花嫁修業とは、その家が持つ伝統文化の継承であると言えます。
すなわち、「家の歴史を覚える」ということです。

家の歴史を覚えるということは、単に料理上手なら結婚後は問題ないという、簡単な話ではありません。
料理一つ取ってみても、煮物の味付けや使う食材、米の水加減や、汁物の温度、漬物等の貯蔵食品の管理など、実に細かく指定されていたのです。

格式高い家柄ほど、細部に渡り覚えなければならないことがたくさんありました。
箸の置き方、床の間の整頓、裁縫など生活に密着したものから、生け花、着付けなどの作法に至るまで、日々の生活を通して覚える必要があったのです。

「実家とやり方が違う!」と嘆いている時もなく、骨身にしみるまで徹底的に仕込まれるものが、本来の花嫁修業でした。
ですから、ふと実家に帰ったときに、姑と母の作る料理の味付けが一緒だった、ということが、ざらにあったのですよ。

お姑さんとの絆

「お姑さんと絆を築く⁉冗談じゃないわ!」
「婚活では、義理の両親との別居を条件にしたい…」

今や、嫁にとっての「敵」のような存在になっているお姑さんですが、昔は頼りになる存在だったのです。
家の伝承を受け継ぐことは、難しいことであり、大切なこと。
一朝一夕ではできません。
やはり、丁寧に教えてくれる人がいないと、なかなか一人前にはなれないものです。

前述したような細かい花嫁修業を教える・教わる関係が、姑・嫁の関係でした。
そのような中、いわゆる嫁いびりのようなものは無かったのでしょうか。

花嫁修業は「姑と嫁の対話の時間」だったといいます。
姑には嫁を立派に仕立て上げる使命がありましたし、嫁には伝統を曲げずに継承する責任がありました。
家の名に恥じないよう、お互い一生けん命頑張ったので、小競合いをしている暇がなかったのでしょう。

ですから、「もともと姑のいない家に嫁ぐ嫁はかわいそうだ」と言われていたのです。
例えるなら、新人が難しい仕事を引継ぎ無しで今日から実践しなくてはならない状況ですから、姑は必要な存在だったのです。

不自由かつ非合理的財産は目に映らない

もしも亭主が、魚が好きだと言えば、魚が苦手な嫁は、魚を食べられるように訓練することも花嫁修業の一環でした。

なんて不自由で、なんて非合理的でしょう。

好きなものを各々食べるか、日替わりメニューにすればよいでは?と、感じてしまいます。
「気に入らないなら自分で作れ!」と、言いたくなるかもしれません。
料理上手な方であればなおさら、結婚後は色々なメニューを作りたいですよね。

しかしながら、不自由で非合理的な暮らしにこそ、「存続」という財産が受け継がれるのです。
その財産は、目には移りません。
残念ながら今はもう、面倒くさい・必要のないこととして、割愛されてしまいました。

その結果が、今を生きる我々の価値観を形成してきたと言っても過言ではありません。
姑も嫁も、自由に対する対価はしっかりと払わなくてはなりません。

料理上手な人が素敵な結婚をするために

さて、本来の花嫁修業の重みを知って頂いたところで、いよいよ本題に入りたいと思います。
後半は、真の花嫁修業から、料理上手な人が幸せな結婚をするために必要なこととは何なのか、導き出していきます。

伝承文化の継承は価値観そのものの継承である

前章で、花嫁修業とは伝統文化の継承であると述べました。
家の文化とは、すなわち、家が尊ぶ価値観そのものを表しています。

料理上手なのに結婚できない理由の一つとして、価値観の押し付けがあるのではないでしょうか。
恋人とあなたは、もともと別の家で生まれ育ってきました。
料理上手でも、2人の関係性の中に価値観の押し付けがあるなら、結婚まで進まない可能性があります。

もっとも、料理上手な方は、おもてなしをするのが好きな方が多いですから、今まで自分が培ってきた腕前を披露したいという気持ちが少なからずあるでしょうし、結婚したいと思っているからこそ、手料理を食べさせたいのですよね。

しかしながら、相手には相手の価値観があります。
料理上手、下手に限らず、結婚したいと思うなら、相手の気持ちも尊重しましょう。

例えば、料理上手なのに結婚できない方は、相手のためにと、朝食を作りすぎていませんか。
単身生活が長いと、朝食は摂らないという方も多いです。
料理上手のあなたが気合を入れて作った朝食は、分量的にも精神的にも相手の負担になっていて、結婚が遠退いているのかもしれません。

魅せる料理ですか?思いやる料理ですか?

今はインスタグラムで手料理を披露している人が多いです。
しかし、いわゆる「インスタ映え」といわれる料理は、料理上手であっても、結婚にあたって悪い印象を受ける可能性があります。

彩が鮮やかすぎる料理や壊すのがもったいなくなる盛り付け、お皿やテーブルを含めたインテリアファッションなど。
「味よりも、見た目重視なのかな?」と、勘違いされやすい場合があります。

料理上手というより、自己顕示欲が強いという印象を与えてしまうため、結婚には避けられがちな要素として捉えられてしまうのです。

だからといって、盛り付けを煩雑にして良いということではありません。
お料理には、ある程度の生活感を持たせた方が好印象だと言えます。

結婚は、「相手に結婚後の生活を想像させること」が大事なのです。
魅せる料理より、思いやる料理を目指しましょう。

これから料理上手になって結婚したい人へ

今後、料理上手になって結婚したいと考えている方が、料理にチャレンジする場合、まずは基礎を固めましょう。

SNS映えする鮮やかな料理の見た目につられ、今まで食べたこともなければ買ったこともないような食材を、いきなり扱うのはおすすめできません。
例えば英国料理などは目分量が一般的で、作り方も大雑把、肝心の味は感覚の実力によるところが大きいからです。
その点、日本料理は繊細なテクニックと計算された比率が正確な味を決めます。

これから料理上手になって結婚したいと思っているなら、まず、挑戦したいのが「和の基本」です。
お米の炊き方、お出汁の取り方、そして食材の旬を知る、ということが大切です。
料理も、慣れるまではレシピ通りに、一つひとつ丁寧に作ってください。

食材には個体差がありますので、レシピ通りであればせいぜい「80点」まででしょう。
コンスタントに80点を取れるようになったら、ここで初めて「匙加減」に挑戦します。

慣れてくると、食材があなたに「あと1ミリ皮を剥いた方がいいですよ」「もう火を止めていいですよ」「そろそろひっくり返してください」と、教えてくれるようになるのです。

料理上手は結婚できるか?

今回は、真の花嫁修業からお嫁さんの心意気を学んで頂けたら幸いです。
そこには、目には映らない価値が、確かに存在しています。
料理上手でもそうでなくても、幸せな結婚をするために、昔の花嫁修業形式を参考にするとよいでしょう。

ただし、時代が変わりましたから、そのまま搭載するより昔の良さを取り入れながら今風にアレンジしていく、創意工夫が必要となります。

基本的に、本当に料理上手な方は、結婚後も相手の体調や必要な栄養素に気を配ります。その日の気分や体調に合わせられるのが、日々の献立がなせる業だと、私は思っていますよ。
要は、相手にアピールする料理なのか・相手を思いやる料理なのかで、料理上手な方が結婚できるか・できないかが変わってくるということです。

何事も、「匙加減」が大事です。

この記事に関連するキーワード