晩婚化に伴う未婚率の増加~結婚なんて無理にしなくていい?~

晩婚化で「一生結婚できない」かも?
日本における社会問題の一つに、「少子化問題」があります。
結婚する年齢が遅くなる晩婚化。
晩婚化に伴う20代、30代の未婚率の増加。
さらに、生涯結婚しない非婚化。
生涯未婚率の増加が大きく影響を及ぼしています。
未婚率の増加を改善できれば、一生独身の男女を減らせるはず。
未婚率の増加要因とははたしてなんなのでしょうか?
未婚率はどのくらい増加している?
実際に、未婚率の増加というのはどのくらい進んでいるのでしょうか?
年代別の未婚率や初婚年齢、生涯未婚率などのデータを比較して考えてみましょう。
初婚年齢の変化は?
まず、平均初婚年齢について比較してみます。
1950年の平均初婚年齢は、男性が26.2歳、女性が23.6歳でした。
しかしその後は初婚年齢が徐々に上がっており、2000年には男性が30.8歳、女性が28.6歳と5歳近く上昇しています。
2015年のデータでは、男性が31.1歳、女性が29.4歳とさらに上昇しています。
これらのデータは全国平均。
東京など都市部に限った場合は更に初婚年齢が高くなっています。
こうした晩婚化が進んでいる背景としては、大学進学率が上がったことなどがあります。
大学に進学する人が増えるということは、社会人になる年齢も上がるということ。
そうなると、社会人5年目で結婚するとしても、約4年遅くなります。
また、高度経済成長期といわれた1950年代以降と比較して、近年は不景気といわれる時代が続いてきました。
その中で結婚するということに対して、不安を抱く人も増えているのでしょう。
このように晩婚化が進むと、結婚するタイミングを失って結婚しないまま生涯を過ごす人も増え、未婚率の増加にもつながっていきます。
年代別の未婚率は?
男女それぞれ、5歳ごとに年齢を切り出して、未婚率を確認してみましょう。
同世代がどれくらい結婚しているのか、同時に結婚率を見ることも出来ます。
(男性)年代別の未婚率推移
国勢調査結果によれば25歳から29歳の男性の未婚率は80.3%。
ほとんどが独身です。
しかし、年齢を重ねると結婚者が増えていきます。
そして、35歳から40歳の男性の未婚率は、ついに結婚率を下回ります。
つまりアラフォーになると、男性の3人に1人は未婚であることがわかります。
(女性)年代別の未婚率推移
女性の未婚率は、男性よりも低いことがわかります。
つまり、女性は男性よりも結婚が早いとわかります。
男性は、30~34歳まで既婚者と未婚者が半々。
しかし女性は、30歳から34歳の時点ですでに結婚している人の方が多いのです!
結婚にはコツがいる!「自己評価&恋愛力」の真意
「どうしても結婚したいわけでもない」
「今は忙しいし、50くらいまでに結婚できればいい」
「別にひとりでも生きていけるし」
…それは、あなたの本心でしょうか。
もしも、心のどこかで「本当は結婚したい!家庭を持って落ち着きたい!」「誰かと支え合って生きていきたい!」と思う気持ちがあるのなら、行動を起こさなければなりません。
結婚って、結局は人と人とのつながりです。
まずは自分自身が “恋愛でどうなりたいのか” を考えてみることがおすすめ。
「どんな相手が、自分のことを好きになってくれるのか」と、消去法のようにパートナー候補を探していても、なかなか“答え”は出ません。
しかし「自分はどんな恋愛をしたいのか」を考えれば、逆算で「どんな相手を選べば恋愛がうまくいくのか」ひいては「どんな女性と結婚するべきなのか」がわかるものです。
「アクティブなデートがしたい!若々しくいたい!」
「ほっておいてくれる男性がいい。休日はそれぞれの時間を過ごしたい。」
「毎週会いたい。甘えてくれる彼女がいい。」
「インドアデートを楽しみたい。一緒に料理したりとか。」
そんな風に、付き合ったらどう過ごしたいのかを具体的に考えてみると、理想のパートナー像がグッとリアルになるでしょう。
自己評価と向き合い、恋愛力を調べる方法
なかなか結婚できない男女の共通点は、自己評価が適正ではないということ。
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未婚の人が増えた原因は?
未婚率の増加はなぜ起こったのでしょうか?
未婚率の増加の原因として考えられることはいくつかあります。
そうした原因に関して、昔と比較しながら考えてみましょう。
価値観の変化
以前は、男性は結婚して家族を養えるようになって一人前、女性は家庭に入り、子どもを産み育てて一人前という考え方がありました。
また、女性が雇用される機会も少なく、男性と同様に働くという考え方もありませんでした。
しかし、現在は女性であっても一人で生活ができるような働き方も可能となり、結婚しなければいけないという考え方も薄まってきました。
女性の社会進出はライフスタイルを選ぶことができるという点では良い事なのですが、未婚率の増加の一因ともなってしまうのです。
男性としても独り暮らしをする人が増え、その自由な生活に慣れてしまい、結婚して不自由な生活を送ることに意義を見出せなくなっていることも、未婚率の増加に拍車をかけています。
また、不景気といわれる時代にあって給与面など今後の生活に不安を抱き、家族を養うことができるかという不安を抱く人も少なくありません。
こうした考えから、結婚することに対して消極的になり、未婚率の増加へとつながっています。
結婚は自由恋愛が主流
昔の結婚といえば家同士の結びつきが重要なものであり、お見合いという形での結婚が主流でした。
結婚相手は家長が決めるため、一度も会ったことがない人と結婚が決まっていることも珍しくはなかったのです。
そのため、本人の意思などは関係なく、未婚率の増加につながることはありませんでした。
しかし、昨今の結婚は恋愛結婚が主流です。
そうなると結婚相手は自分で見つけるしかありません。
無論、首尾よく相手を見つけることができれば、不満の少ない相手と結婚することができるでしょう。
しかし、その相手を見つけることができない人も必ずいます。
そのため、未婚率の増加につながっていきます。
相手が見つけられない人は婚活なども行いますが、20代前半から婚活をする人というのは少ないでしょう。
婚活をする人はその多くが20代後半から30代です。
なるべく自分で相手を探したいと思っていたものの、なかなか出会いがないという人が始めることが多いため、年齢層が高めとなるのです。
また、晩婚化が進んでいる現代は結婚を意識するのがそのくらいの年齢になってから、という点も理由としてあるでしょう。
恋愛結婚の場合は相手を見つけるのが大変、という点も未婚率の増加の一因となっています。
未婚率を改善するためには?
それでは未婚率を改善する方法というのはあるのでしょうか?
未婚率の増加に関しては多くの要因が積み重なっているため、一朝一夕に改善するというのは難しいでしょう。
また、一因である男女の社会的格差が少なくなっていることやライフスタイルの多様性などが認められていることは大変いいことでもあり、昔に戻すべきではありません。
しかし、中にはフリーターなど非正規雇用者が収入面で不安を抱え、結婚に踏み切れないという人がいることが未婚率の増加につながっている点もあり、こうした点を改善して未婚率の増加の歯止めになるのであればそれは是非行うべきでしょう。
根本的な問題として経済の冷え込みなどもあり、景気が改善されれば未婚率の増加も改善されていくとは思うのですが、それこそ一朝一夕に改善されるものではありません。
今後も少子化や未婚率の増加が社会的な問題として取り上げられ、改善されるような政策なども施行されていく可能性はあります。
そうして結婚に対して前向きになれるような社会が整うのを待ってみるのもいいのではないでしょうか。
まとめ
未婚率の増加というのは社会的に大きな問題ですが、結婚するかしないかというのは現代ではあくまで個人の問題であり、周囲から強制されるものではありません。
未婚率の増加に根本的な原因があるとするなら、それは結婚することに希望が持てない社会のせいであるともいえるのではないでしょうか。
結婚をするのも、生涯未婚を貫くのも、それぞれ一つの選択肢です。
しかし、生涯未婚で過ごすのであれば、果たして自分の老後はどうなっているのかを想像してみてはいかがでしょうか。
そして自分が結婚を望まないのはなぜなのか、未婚率の増加に歯止めをかけるにはどうしたらいいのかを少しだけ考えてみましょう。
その考えが、いずれ未婚率の増加を止めるきっかけになるかもしれません。